食のモデル地域構築計画の実施

食のモデル地域構築計画とは

要旨

農林水産省が国産農林水産物・食品の消費拡大を一体的かつ総合的に推進することを目的に公募した「食のモデル地域構築計画」に、静岡県きのこ総合センター振興協議会(以下「協議会」という。)が応募し平成25年8月1日付けで認定を受けた。今後、協議会では平成25~29年度の5ヶ年で原木しいたけの消費拡大等を目的とした事業を実施していく。

概要

1.食のモデル地域構築計画とは

農林水産省の「日本の食を広げるプロジェクト事業」のうち「食のモデル地域育成事業」による支援を受けるために必要な計画で、「総合型」と「産品中心型」があり今回認定を受けたのは後者である。当該計画の事業主体(計画主体)は、都道府県又は市町村、農林漁業者、食品関連事業者等から構成される組織(協議会)であることを要件としている。全国で142件の応募があり、うち66件が認定された。うち産品中心型の「特用林産物」は5件が認定された。

2.認定計画の概要
  • 計画の名称
    伊豆産原木しいたけ食のモデル地域構築計画
  • 認定日
    平成25年8月1日
  • 計画期間
    平成25年度~平成29年度(5年間)
  • 計画対象地域
    伊豆地域(伊豆市、伊豆の国市、沼津市)
  • 計画の目的
    伊豆産原木しいたけの消費拡大と食文化の継承
  • 予算計画
    22,500千円 (5年間)
  • 取組方針

    (1)市場開拓
    新しい魅力と価値を持った「伊豆産原木しいたけ」商品を開発し、新しい市場の開拓を目指す。

    (2)需要開拓
    伊豆の観光業界や外食産業など、三次産業分野への供給を拡大することにより「伊豆産原木しいたけ」のおいしさを様々な世代へ発信し消費拡大を目指す。

    (3)輸出
    富士山の世界文化遺産登録を背景に、富士のふもとの“ふじのくに”ブランドとして世界で食される「伊豆産原木しいたけ」を目指す。

3.事業計画

協議会は、認定計画のうち、平成25年度分の取組に係る経費について、「食のモデル地域育成事業」補助金(定額補助)の交付決定を受け事業を実施している。平成26年度以降については、認定計画に基づき年度ごと補助金の交付を申請する。

【平成25年度計画】

  1. 市場開拓(新販路ワーキング)
    ①外食産業のメニュー開発 予算(205千円)
    ②地元観光産業との連携体制構築 予算(25千円)
  2. 需要開拓(新価値ワーキング)
    新たな商品開発の体制構築と方針検討 予算(75千円)
  3. 輸出(輸出ワーキング)
    輸出商談会への参加 予算(785千円)
  4. その他
    会議開催、WEBサイト立ち上げ、人件費 予算(1,410千円)
予算合計(2,500千円)

その他

  1. 静岡県きのこ総合センター振興協議会の概要
    • 会長
      菊池 豊(伊豆市長)
    • 設立年月日
      平成元年10月4日
    • 会員
      伊豆市、伊豆の国市、沼津市、伊豆の国農業協同組合、静岡県経済農業協同組合連合会、田方森林組合、田方椎茸生産組合連合会、伊豆椎茸商業組合
    • 協議会の目的
      地域におけるしいたけを中心とするきのこ等の消費普及宣伝活動を行い、地域産業の振興に寄与すること。
    • 事業の内容
      • 静岡県きのこ総合センターの業務の促進に関すること。
      • きのこ類の消費宣伝活動に関すること。
      • 会員の技術研修・情報交換に関すること。
      • その他、目的達成に関すること。
    • 事務所
      静岡県きのこ総合センター(伊豆市修善寺4279-5)
  2. 協議会と県の関わり

    ninteishou県(林業振興課及び東部農林事務所)は、協議会の顧問を委任されており、当事業の実施について積極的に支援していく。

食のモデル地域構築計画の進捗状況

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